障害者のための馬事普級協会の活動
☆障害者乗馬定期レッスン。 月火金(PM2:00~) 土日(AM10:00~ PM1:15~)
☆障害者乗馬インストラクター養成制度。 寮完備。研修期間は原則的に2年間。(要相談)
☆障害者乗馬競技会。 毎年6月開催
☆認定資格試験制度。 Ⅰ級、Ⅱ級、Ⅲ級、Ⅳ級、AI、II、SI
2019年栃木県乗馬大会が開催されました
活動の一部をご紹介します。
騎乗と介助
<横のり>
・ 車椅子からヘルパーの膝に移す(この時、ヘルパーは支持基底=両足の幅 を広く取り重心を低く構える)
・ 騎乗者の体を一度立位姿勢にし、騎乗者と反対向きになるように左右から腕を組む。
・ 左のヘルパー・・・右手でマウンテンランプのバーを持つ。騎乗者の体をマウンテンランプから鞍へ誘導する。
座位が決まるまで騎乗者の背中を支える。
・ 右のヘルパー・・・左手でバーを持ち(備え付けがあれば)騎乗者の体を鞍へ誘導する。馬とマウンテンランプの
高さが合わない場合、騎乗者の膝下をリフトする。
・ 両足を一緒に馬の首に乗せる。(股関節が開きにくいことがあるので必ずインストラクターの指示を仰ぐこと)
・ 馬の右側で受けるヘルパー・・・騎乗者の骨盤を両手でしっかり支 え引き寄せる。(触る前に必ず声をかけること)
<スーパーマン乗り>(腹筋、背筋トレーニング)
・ (馬の)左側から乗せる。左のヘルパーは騎乗者の膝下を両手で挟んで持つ。
・ 〈馬の〉右側のヘルパーは騎乗者の肘をつかんで引き上げる。騎乗者の肘をつかせ、
出来るだけ本人が自力で頭を上げるようにする。
・ 騎乗者のへそが馬の背骨に乗る位置を保つ。
・ 左右のヘルパーは声を掛け合いながら、騎乗者の体が曲がってないか(馬の背と十文字)
頭は下がりすぎてないか、足を上げすぎていないかチェックする。
・ スーパーマン乗りは最長5~7分と言われている。
< 仰向け乗り >(腹筋トレーニング、体幹コントロール)
・ 騎乗者の背骨と馬の背骨を合わせる。
・ 頭が馬の腰より後ろに出ないように注意する。
・ 両手を下げさせ緊張の伝わりを分断する。
・ 緩やかなスラロームなど回転運動を取り入れ、騎乗者にバランスをとらせ、体幹コントロールを促す。
・ 同じリズムで常歩することで腹筋に適度な緊張と緩和をもたらす。
全身の力が抜け左右の筋緊張のバランスがとれてくる。
< クッションに肘をつき乗る > ―腹筋トレーニング、体幹コントロール
・ 騎乗者は馬にまたがり、馬の首の上に置いたクッションに肘をつく姿勢で騎乗する。
・ スーパーマンの乗りの頭が下がるという難点をカバーできる乗り方。
・ 騎乗者は顔を上げ、腹筋、背筋を使って、バランスを取りながら騎乗する。